ランサーGSR/RS エボリューション
LANCER GSR/RS EVOLUTION
ランエボを大きく分けると
第1世代/第2世代/第3世代/第4世代
★第1世代 CD9A/CE9A
1992(H4)/9月 通称エボ1(GSR/RS)
RSランサーエボリューション(型式:CD9A)
GSRランサーエボリューション(型式:CD9A)
・エンジン:4G63型 2.0L 直4ターボ
・最高出力:250PS/6000rpm
・最大トルク:31.5kg/3,000rpm
・サスペンション:前 マクファーソンストラット式
後 マルチリンク式
・全長:4310mm
・車幅:1695mm
・車高:1395mm
・車重:1240kg(RS:1170kg)
・ホイールベース:2500mm
ギャランVR-4(E84A)のターボエンジンをランサーに載せた
初代ランサーエボリューション
ギャランより10PSアップした250PSとなり、車重も150kg以上軽い。
2500台限定販売、CMや店頭告知無しにも関わらず3日で完売。
そのため追加販売となる。
RS 220.8万円 1816台 / GSR 273.8万円 5812台
1994(H6)/1月 通称エボ2
RSランサーエボリューションⅡ(型式:CE9A)
GSRランサーエボリューションⅡ(型式:CE9A)
・エンジン:4G63型 2.0L 直4ターボ
・最高出力:250PS/6000rpm
・最大トルク:31.5kg/3,000rpm
・サスペンション:前 マクファーソンストラット式
後 マルチリンク式
・全長:4310mm
・車幅:1695mm
・車高:1420mm
・車重:1250kg(RS:1180kg)
コーナーリング性能向上やボディ剛性強度アップ、ギヤ比をローギアード化、
吸排気の改良などなど、エボⅠで不評であった点を大幅に改善した。
吸排気の改良もあり、出力はエボⅠより更に10アップの260PSへ。
RS 230.8万円 1059台 / GSR 289.8万円 5225台
1995(H7)/1月 通称エボ3
RSランサーエボリューションⅢ(型式:CE9A)
GSRランサーエボリューションⅢ(型式:CE9A)
イニシャルD登場人物「須藤京一 スドウキョウイチ」の愛車
エボⅡの基本構造を引き継ぎ、エンジン性能や空力性能向上を目的に開発した。
ターボ圧縮比見直し高回転型へ、そして最高出力270PS
空力性能ではフロントバンパー開口部の拡大、リアスポイラーの大型化
販売目標台数5000台を大きく上回る10,080台
RS 237.8万円 1082台 / GSR 296.8万円 8998台
★第2世代 (CN9A/CP9A)
1996(H8)/8月 通称エボ4
ランサーエボリューションⅣ(型式:CN9A)
イニシャルD登場人物「岩城清次 イワギセイジ」の愛車
5ナンバーサイズに納まる様にフルモデルチェンジ 最高出力280PS
第1世代より、エンジン方向を左右反転させ駆動ロスを軽減
アクティブ・ヨー・コントロール(AYC)採用によりエボⅢに比べ
大幅に旋回性能がアップした。
RS 941台 / GSR 12193台
1998(H10)/1月 通称エボ5
ランサーエボリューションⅤ(型式:CP9A)
エボⅣの欠点を改善。ワイド化し3ナンバーへ。最高出力は同じ280PS
タイヤサイズをエボⅣの「205/50R16」から「 225/45R17」へ変更
フロントに4POT対向、リアの2POT対向のブレンボ社製を採用
タービンノズル面積拡大、ブースト圧アップによりトルクアップ。
RS 678台 / GSR 6939台
1999(H11)/1月 通称エボ6
ランサーエボリューションⅥ(型式:CP9A)
最高出力は変わらず280PS
空気抵抗、冷却性能、フロント回りの改善でナンバープレートの位置が左側へ。
エボⅤで固めだった足回りが街乗りには向かず不評だったため、エボⅥでは
ソフトな仕上がりとなった。その結果、競技用には向かず全日本ラリー等で
エボⅤに勝利できなかったので、競技用RSにはエボⅤと同セッティングの
足回りが選択できる様になった。
また、RSには純正でチタンアルミ合金製タービンが採用された。
RS 726台 / GSR 6868台
2000(H12)/1月 通称トミマキ
ランサーエボリューションⅥ
トミーマキネンエディション(型式:CP9A)
最高出力は280PS、GSRと競技用のRSの、スペシャルカラーの3タイプグレード
WRC史上初の4年連続ドライバーズチャンピオンに輝いたトミー・マキネン選手の記念として
トミーマキネン特別仕様車が発売される。
前後バンパーを変更、実際と同デザインの17インチホイール、空気抵抗を考慮しフォグの廃止
足回りにはエボⅤの固めを仕様するなど、走りを意識した仕様になった。
その他各所にトミマキ専用デザインやパーツが用いられる。
RS 678台/GSR 2021台/スペシャルカラーPKG 212台
★第3世代 (CT9A)
2001(H13)/2月 通称エボ7
GSRランサーエボリューションⅦ (型式:CT9A)
2000(H12)に発売のランサーセディアがベースとなる。高出力は同じ280PS
エボⅥより足回り、ボディ剛性、4WDシステムの改良により運動性能の向上。
ACD(電子制御可変多板クラッチ機構)を採用
舗装路/未舗装路/雪道の3モードを車内でスイッチ切替え可能。
2002(H14)/1月 通称GT-A
ランサーエボリューションⅦ GT-A(型式:CT9A)
ランエボ初のオートマ5速を搭載。最高出力はATミッションを考慮した272PS
スポーツモードAT/ステアリングスイッチを採用(INVECS-I)。
見た目の変化は、GSRに比べ小さ目のリアスポイラー、ボンネットダクトレス
ナンバープレートがセンターに付くなど。
オプションでGSRの大型スポイラーとリアスポ無し選択可能。
2003(H15)/1月 通称エボ8
ランサーエボリューションⅧ(型式:CT9A)
6速クロスミッションが搭載される。 最高出力は280PS。
競技用グレードのRSには5速マニュアルも選択可能。
リアスポイラーにカーボン素材を採用。
2004(H16)/2月 通称エボ8MR
ランサーエボリューションⅧ MR(型式:CT9A)
MRの略は(ミツビシ・レーシング)。最高出力は280PS
量産国産車で初のアルミ製ルーフパネル、ビルシュタインと共同開発のショック
メーカーオプションでBBS17インチ鍛造軽量ホイール
2005(H17)/3月 通称エボ9
ランサーエボリューションⅨ(型式:CT9A)
見た目の変更は前後バンパー、ボンネット、リアスポイラー。最高出力は280PS
エンジンの吸気側に連続可変バルブタイミング機構(MIVEC)を採用。
また、ターボチャージャーの改良によってトルクやレスポンスの向上。
2006(H18)/8月 通称エボ9MR
ランサーエボリューションⅨ MR(型式:CT9A)
★第4世代 (CZ4A)
2007(H19)/10月 通称エボⅩ
ランサーエボリューションⅩ(型式:CZ4A)
フルモデルチェンジ。最高出力は280PS
グレード同じく RS/GSR 共に5速マニュアル
2007(H19)/11月 通称エボⅩ
ランサーエボリューションⅩ(型式:CZ4A)
6速オートマ採用 グレードはRS/GSR
「ツインクラッチSST」6速自動マニュアルトランスミッション
オートマ限定免許でも運転可能なエボⅩが誕生となる。
2015(H27)/8月 通称エボⅩ
ランサーエボリューションⅩ ファイナルED(型式:CZ4A)
限定1000台が完売となり、生産終了となる。